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親が薄毛だと自分も心配する方も多いと思いますが、遺伝的要素は関係するが、薄毛そのものが遺伝するというよりは薄毛になりやすい体質を受け継いでいるといえます。しかも、それには男性ホルモン（テストステロン）が大きく関係していて、睾丸でつくられた男性ホルモン（テストステロン）が、皮脂腺内ディヒドロテストステロンに変換されると次第にホルモン作用が強くなる。それが、ヒゲや胸毛などに運ばれるとヘアの成長を促進するが、頭髪の毛母細胞に運ばれると成長を抑制し、休止期に入ってしまいます。この休止期に入った毛髪は、3ヵ月程度で抜けてしまうといわれています。

ストレスは、毛髪だけでなく、すべての健康にとっての敵となります。白髪があると、「苦労してるんじゃない？」というように、ストレスが頭髪に及ぼす影響も軽視できせん。ストレスが直接薄毛の原因になるわけではありませんが、ストレスなどで緊張すると筋肉が収縮して血管が細くなり毛根部に栄養分が十分運ばれなくなり、毛髪が育たなくなるという説もあります。
いずれにせよ、ストレスはためず体全体の代謝バランスを整えることが髪には必要です。
ちなみに、円形脱毛症は、ストレスが第一の原因だと言われています。

毛髪を健康に保つには、栄養バランスのとれた食事が必要です。毛髪をつくるためのたんぱく質はもちろんのこと、その代謝を助ける補酵素のビタミンやミネラルも欠かせません。抜け毛を防ぐには結局バランスよく食べることが必要です。
また、お酒やたばこなどの嗜好品にも要注意です。お酒は適量を守り、つまみの栄養を考えればさほど問題ありませんが、たばこのニコチンは血管を収縮させる働きがあると言われるので、できれば吸わないほうが良いでしょう。

帽子やヘルメットなどの着用は頭皮が蒸れやすいため、毛髪に十分な栄養が行き渡らなくなる要因だと考えられています。仕事上、帽子やヘルメットを長時間着用しなければいけない場合には、シャワーなどでよく汚れを落とし、清潔を保つようにしましょう。
ただし、紫外線が強い日には、帽子をかぶったほうが毛髪表面のキューティクルを守ることができるため、帽子をかぶりましょう。